山賊焼（塩尻）

　縄文時代は、1万5千年～1万3千年前から、2千3百年頃前までのおよそ1万年間といわれ、狩猟と採取を基盤とした暮らしが営まれていた時代です。 　長野県は「縄文遺跡の宝庫」と呼ばれるほど、縄文期の遺跡が数多く発掘されており、その数は約8,000個所に及びます。 　平出（ひらいで）遺跡は、縄文時代から平安時代まで続いた大規模集落遺跡です。縄文早期から定住が始まり、最盛期...

　塩尻は長野県有数のぶどうの産地として知られています。ぶどう狩りができる農園も数多くあり、収穫の時期には「ぶどうまつり」が開かれます。

　桔梗ヶ原（ききょうがはら）は、信州ワインの発祥とされる地です。明治時代より100年を超える歴史があります。 　開拓当初から作られているナイアガラ、コンコードに加えて、ヨーロッパ系の高級品種メルロー、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなども盛んに栽培されています。　　 　秋のワイナリー巡りは、ウォーキングコースとしてもぴったりです。

　松本エリアでのワイン造りは、信州ワインの先駆けとして塩尻・桔梗ヶ原で始まりました。以来、100年以上の歴史を積み重ね、現在は地元の老舗ワイナリー、大手酒造メーカーのワイナリー、「ワイン特区」を活用した小規模ワイナリーなどが数多く集まる、信州の一大ワイン産地となっています。

近世堀ノ内村の名主を務めた豪農の家で、建物は天明期（1780年代）に現地へ移築されたと伝わります。長野県中南信地域特有の建築様式である「本棟造（ほんむねづくり）」の中でも大型上質の家で、正面屋根頂上部に大きな棟飾り（雀おどり）を載せているのが特徴です。国重要文化財に指定されています。

平出博物館は、平出遺跡をはじめとした塩尻市内の遺跡から出土した旧石器時代から平安時代にかけての豊富な考古資料と、昭和30年頃まで生業の道具として使用されていた農具等の民俗資料を展示しています。