重要文化財旧松本高等学校本館

　松本市の市立美術館です。松本出身の美術家・草間彌生の常設展「草間彌生　魂のおきどころ」を始め、書家・上條信山、画家・田村一男など郷土ゆかりの作家の作品を収蔵・展示するほか、年間を通じて企画展を開催しています。令和4年4月リニューアルオープン。

永享11年（1439）造営の社殿です。室町時代の手法を各所に残す、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)です。松本地域の神社建築の中では最大のものです。つかまじんじゃ。本殿が重要文化財。拝殿が県宝、銅鐘、陵王面・納曽利面が市重文に指定されています。

松本市の中心市街地東を流れる薄川沿いの堤防道路です。桜スポットです。すすきがわ。

　松本平は二千メートルから三千メートル級の山々に囲まれた盆地です。 　山地に降った雨はいったん地下深くへ蓄えられ、長い時間を経て再び地上へと湧き出します。 　松本の中心市街地にある井戸は、いわば自然と人のくらしとのつなぎ目。古くから松本の特産である酒造りや味噌づくり、菓子づくりでも用いられ、いまもなお生活とともにある水です。 　もしまちあるきの途中で井戸をみかけたら...

市立博物館です。明治３５年（１９０２）から昭和６１年（１９８６）まで当地で営業していた「竹内度量衡店」が前身です。「はかる」にまつわる道具・関連資料約1,300点を収蔵しています。

　松本の中心市街地を通る旧善光寺街道沿いに、蔵造りの建物が立ち並ぶ中町（なかまち）。特徴的な白と黒のなまこ壁が古い城下町としての面影をしのばせる、人気の商店街です。 　松本城の大手門を出てすぐの中町は、本町、東町とともに「親町三丁」といわれ、商家の中でも有力な呉服商や酒屋などの大店が集まる、いわばメインストリートでした。 　明治21年に起きた大火で、中町でも大半の家屋が焼失、残ったのはわ...

　硬めに炊いたごはんを炭火で焼き、ごまだれ、くるみだれ、山椒だれなどの醤油や味噌ベースのたれをつけた信州の伝統料理です。

　松本市の中心市街地にある歩行者天国の商店街です。「なわて」は「縄手」と書きます。川沿いの「縄のように細長い土手」が語源とされています。隣接する四柱神社（よはしらじんじゃ）の参道として明治期から賑わいを見せ、大正期には歩行者天国となり、いまに続いています。 　一言でいえば、ちょっとレトロな商店街。割合としては食べ物屋さんが多いですが、おしゃれな雑貨店や土産物店なども充実...

　ビルに埋め込まれた大きな振り子時計。松本市の中心市街地でひときわ目を引きます。 　2022年に開館20周年を迎える松本市時計博物館は、中に入ると、時計たちが静かに時を刻んでいることに驚かされます。常設展示されている110点あまりは、そのほとんどがいまも現役。 　時計博物館の歩みは、昭和49年（1974年）、古時計の研究者・技術者であった本田親蔵（1896～1985）からコレクションの寄...

　松本城は文禄年間（1593～1594）建築の近世城郭です。 　初代城主は、徳川家康の家臣で、のちに豊臣秀吉に仕えた石川数正。5重6階の天守を持つ城としては日本最古であり、国宝に指定されています。 　明治期に全国各地で城郭の破却が進む中、地元有志の保存活動によって取り壊しを免れ、現代にその姿を留めることとなりました。 　ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは☆☆☆（"わざわざ旅行する...

　松本エリアの伝統料理です。鶏の一枚肉をにんにく醤油などのタレに漬け込んで揚げたものです。 　スーパーの総菜コーナーにならぶなど、地元では極めて一般的な料理です。

　民藝（みんげい）運動は、柳宗悦（やなぎ・むねよし）らが大正15年（1926年）に「日本民藝美術館設立趣意書」を発表したことがその端緒とされています。 　柳らは、手仕事により生み出された日用品に美術品としての地位を与え、緻密な理論を用いてそれまでの「美術」の領域を拡張しようとしました。この試みは当時の知識人の間で大きな反響を呼び、厳しい批判にさらされる一方で、全国各地に熱烈なフォロワーを生...