安曇野高橋節郎記念美術館
高橋節郎(たかはし・せつろう)は、日本を代表する漆芸術家です。大正3年(1914年)、いまの安曇野市穂高の農家に生まれました。
幼少期を安曇野や松本で過ごしたのち、東京美術学校(現在の東京藝術大学)に進学し、漆工を学びます。卒業後は、20代半ばの若さで全国展に入選するなど、早くから美術界で注目を集めました。
高橋は漆工を芸術的表現のための手法と捉え、生涯を通じ、漆による表現の可能性を拡げていきました。
蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)、乾漆(かんしつ)など、漆工の伝統的な技法をふまえつつも、自由な発想で制作に取り組み、その独自の作品世界が高い評価を受けています。
安曇野高橋節郎記念美術館は、高橋が生まれた旧宅の敷地内にあり、高橋の作品とともに、江戸時代中期の建築である生家も見学できます。
Basic Information
所在地
長野県安曇野市穂高北穂高